もはや哲学? 蛭子能収の日めくりカレンダー。

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誰もが認める“クズっぷり”を発揮しながらも、すがすがしい生きざまに共感の声もやまない漫画家・蛭子能収さん。

蛭子さんなりの人生訓をまじえた人生相談への回答は、度々ネットを中心に大きな話題となるほどです。

その発言の一つひとつも不思議と「深い」と思わされるのも蛭子さんの魅力だが、そんな蛭子さん流の人生訓を31日分まとめた日めくりカレンダー『生きるのが楽になる まいにち蛭子さん』が人気です。

毎日私達にどんな言葉を届けてくれるのか?気になる日めくりカレンダーの中身を、数日分から抜粋して紹介していきます。

■4日「空気を読んでそんなにいいことあります?」

「空気を読め」って言葉、すごく嫌いなんですよ。

空気を読むってことは、正直なことを言えないってことだから。

何でも正直に言うと怒られたりするんですけど、でもそれはその場だけのことで、人生の中では正直に言ったことでうまくいったことが多いと思いますね。

正直さをバカにしちゃいけないですよ。

いつからだろうか。

KY=空気を読めないという言葉に世間の誰もがなぜか、怯えるように見えはじめたのは・・・

本音と建前も日本人の美徳といわれるが、時にそれは、言いたくても言えないジレンマから自分自身を苦しめる事にもなります。

怒られることもいとわない蛭子さんの言葉は人間関係の悩ましさからちょっぴり解放してくれる気もしますね。

更に別な日のカレンダーでも“正直さ”についての深い言葉を私達に語りかけてくれています。

◆18日「大人だって正直に言ったほうがうまくいきますよ」

オレ、何でも正直に言いすぎてよく怒られるんだけど、それはウソをつくのがつらいからなんですよ。

正直に言うことで全部うまくいくわけじゃない。

でも、お互いに「この言葉は本当なんだろうか、何か裏があるんじゃないか?」

と考えて腹の探り合いをするよりも、正直に言ったほうがわかりやすいでしょ。

長い目で見たらそっちの方が人間関係はうまくいくと思いますよ。

誰からも好かれようとするのはかえってストレスになるんじゃないかな。

先輩や上司、取引先など……。

その場をとりつくろおうとするがあまり、気を使い過ぎてくたびれる場面もあります。

とりわけいわゆる“大人の付き合い”においては、損得やかけ引きについついとらわれてしまう時もあるが・・・

裏表なく接した方がよいとすすめる蛭子さんの言葉はきっと、他人の顔色ばかりを窺ってしまう毎日から救い出してくれるはずですね。

これらの他にも沢山の人生訓が語られているが、子供の頃から「人生の目的は、死なないこと」としていたり、健康の秘訣はずばり「怒らないこと」だと言い切ってみたりと、蛭子さんが言うからこそ不思議と“深い!”と思わされる言葉の数々が並んでいます。

単純ながらももはや“哲学”のようにも思えてくる蛭子さんの日めくりカレンダーです。

考え過ぎて疲れ切った日常の中で、きっとみなさんに優しく寄り添ってくれるはずですね。