振り込め詐欺防止へ 啓発カレンダー配布 丹波署

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高齢者を狙う振り込め詐欺の被害を食い止めようと、兵庫県警丹波署は啓発カレンダー2万3千部を20日から、自治会などを通じて市内全域で配布する。全国で毎年400億円以上の被害が発生しました。
カレンダーには「還付金があります」「あなたの預金が危ない。銀行員が取りに行く」などと具体的な手口も記載し、注意を呼び掛けています。

同署によると、昨年は管内で3件の被害を認知しました。
70~80代の男女が被害にあい、被害額は2400万円以上に上るといいます。
架空請求詐欺とみられる電話や警察官や市職員を名乗る不審な電話などは26件ありました。

カレンダー(A2判、カラー)には歌舞伎の図柄があしらわれており、「電話でお金の話に、ご用心!」と大きな文字で記載。また協賛した市内の21事業所から「詐欺被害、地域の力でシャットアウト」などのメッセージも添えられています。

同署生活安全課の白山真悟警部補は「複数の犯人が役割分担して電話をかける『劇場型』など手口が巧妙化しています。
怪しいと思ったらすぐに警察や家族に相談してほしい」と話しました。